つらい仕事だと言う印象の残る介護職ですが、実際に働いている人がつらいと感じているとは限りません。
介護職は、確かにきつく、相手の命を預かる面のある大変な仕事に違いないでしょう。しかしだからこそ、その職に就くと言う「やりがい」を感じている人も多いようです。介護とは、「その人がその人らしく、自分の生きたいように今後の人生を送れるように支え、見守る」仕事です。言うなれば、人を救う仕事と言っても過言ではありません。自分がお世話をすることで今まで出来なかった動作が可能になる、老化によって記憶力が低下しているにも関わらず名前や顔をしっかりと覚えてくれている利用者がいるなど、やりがいを感じる場面はひとそれぞれあると思います。
普通の仕事では、自分が直接的に相手の人生に関わることはほぼ出来ませんが、この仕事は自分自身が相手の人生の一部を担うことができるのです。たくさんの困っている利用者の手助けをすることで、その人生を豊かなものにしてくれる仕事なので、働き甲斐があることでしょう。
今後、更に高齢者が増えていくことでスポットライトを浴びることとなるこの仕事には、まだまだ多くの可能性が満ちています。「つらい」「きつい」「きびしい」のではなく、「人を支える素晴らしい仕事」だと言うことが多くの人に広く知れ渡れば、より良い方向に業界全体が進んでいくのかも知れません。周囲の人間がしっかり、この仕事が人を支え、救う仕事だと言うことを認めて行くこともやりがいを生む大きなきっかけなのではないでしょうか。